毎日毎日、どんなに疲れていてもやらなくてはいけないこと、家事ですよね。
食事の支度から掃除、洗濯、家族の世話。気がついたら「え！？もう夕方！？」なんてことが多々ありますよね。

自分の時間はほとんどとれず、本当はジムに通いたい！趣味に没頭したい！お友達とたまには遊びに行きたい！と思っている方も多いはず。

どうにかして楽ちんに、しかも安心、簡単に早く家事がこなせないかなって考えたときに、一つの方法として「スムーズな家事動線をつくる」ことだと思います。

リノベーションをするにあたりお客さまにご相談を受けることは、「何か不便なんです」、「使いにくいんです」、というお話をよくお聞きします。家の大きさや部屋数ばかりに気を取られてしまうと、住んでから家事動線の悪さに気がつく。。ということなのでしょう。

家事は毎日のこと。どうせやるなら楽しく！楽ちんに！効率よくできる間取りにしたいですよね。
そこでまず考えることは「主に家事をする人が一番どこにいる時間が長いか！」です。そこを中心に、ながら作業ができるように繋げれば良いだけなのです。
そしてそこにそれぞれのライフスタイルをプラスして、自分なりの、家族なりの家事動線をつくりあげていきます。

　例：キッチンにいちばん長くいる

キッチンに長くいる方は、そこで効率よく食事の支度をし、配膳、片付け、さらに同時に洗濯・掃除がこなせるような間取りに。

まずはキッチン周りを充実。キッチンカウンターから程よい距離で、キッチン家電がありパントリーもある。食器も手の届く範囲に配置し、キッチンのすぐ前か横にダイニングテーブルやカウンターがあると配膳も楽だしお子様もお手伝いしてくれそう！

そして同時に洗濯機を回し干せるように、キッチンの隣にランドリースペースがあるとかなり楽ちん。その先に浴室があれば、キッチンに居ながらお子様の着替えや歯磨きも見通せて安心ですね。

効率よく家事が回せれば自分時間ができ、キッチンのちょっとしたスペースで本を読んだり、コーヒーを飲んだり、自分スタイルも楽しむことができて気分も上がります。

　例：ランドリー室に一番長くいる

とにかく洗濯物が多く、一日中洗濯しているのではないかと思うほどの方は、とにかく洗面室のほかにランドリー室、脱衣室もつくる。

洗濯物が多いと、どうしても洗面室だけでは家族がぶつかり合うタイミングが多いはず。お風呂に入りたいのに洗濯物がごった返して、キレイなものとこれから洗うものが分からなくなることもある。そうなると余計に時間を取られストレスも増えますよね。

そこで浴室の隣に小さくても良いので脱衣オンリー部屋を。脱ぐだけ。洗うもののカゴだけ置いておく。そのカゴをもって隣のランドリー室の洗濯機へポイ。洗い終わったものを置くスペースとそこでいったん干して室内干し派ならそのまま、外へ干す派ならランドリー室の隣におねだりしてデッキを作ってもらおう。

洗濯物が乾いたら、そのまましまえるようにファミリークロークやオープンの棚もあるとかなり楽ちん！ポイント。収納の仕方によっては、自分のものは自分で管理もしてくれそうです。

家事動線。一言でいうにはあまりにも多種多様な、家族の分だけある家事動線。間取りでは一番大切な家事動線と、そしてそこに自分スタイルと家族スタイルをプラスした間取りで、楽しく、効率よく、楽ちんに家事を楽しみましょう！

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