物が多く収納を増やしたい、壁付けキッチンで背の高い食器棚があるキッチン周りをどうにかしたい、家事動線も良くしたいと、色々とお家に問題を抱えていたSさまご家族。
リフォーム会社を探されていた時、たまたま近くを通ったエコハウスの営業車を見てWEBサイトを検索してくださり、この度住んでる家のリノベーションをさせていただくことになりました。
素材感をとても大切にされているSさま。壁は珪藻土を、床はナラ材を使用しています。日常と切り離した間取りにしたいとのことで、色々と試行錯誤しながら打ち合わせを重ねました。
カントリー風の物がお好きとのことで、LDKにレンガを使用しました。リビング側はカウンター、裏は本をたくさんお持ちとの事で、本棚に。壁の上部に開口を設けて、洗面室側に光がとどくよう設計しました。
リビング側には小さな収納扉をつけ、固定電話など入れられるようにしました。こちらの収納にはSさまの好きなウィスキーも入っており、夜、カウンターで飲むのが楽しみだそう。照明がレンガをやさしく照らして、まるでカフェバーのような雰囲気です。
この家の象徴となるレンガは一番こだわって施工しました。
なかなかお気に召すレンガが見つからず、20種類ほどサンプルをみてあきらめかけていた頃にみつかった、運命のレンガは丸鹿セラミックスの古レンガ。本物のアンティークレンガをスライスしたものです。レンガひとつひとつの表情が異なり、質感や雰囲気をとても大切にされるSさまがご納得できるレンガを使ってステキな壁が出来あがりました。
カントリー風がお好きなSさまが一番こだわったレンガの壁。
レンガの裏は本棚に。収納力抜群です。
Sさまお選びになったキッチンはペニンシュラタイプでした。以前の壁付けのキッチンと比べると開放感があり、リビングを見渡せるように。
収納にお困りでしたので、キッチンの奥にはパントリーを設けました。家電もすべてパントリーに設置したので、生活感を感じさせないつくりになっています。家事動線をさらによくするため勝手口も設けました。
キッチンのタイルは長いタイルと短いタイルを交互にはり、リビングのレンガとデザインを合わせました。目地はオーシャン色にしスッキリとした印象に。キッチンは奥さまの様々なこだわりがつまった空間となりました。
ペニンシュラタイプでリビングが見渡せるキッチンになりました。
タイルもリビングと合わせてレンガ調に。
キッチン奥にはパントリー&勝手口を。
キッチンは奥さまのこだわりが満載です。
家に入る際、庭を通らなければならず不便を感じていた玄関は、位置を門の近くに変更しました。さらに、増築しSさまがご趣味にされている自転車のメンテナンスもできるように。
また、奥さまはガーデニングをされているので、玄関にも大きめのグリーンを置くことができます。リビングへの入り口を3枚の引き戸にして、普段は開放して狭く感じないようにされているそうです。
ご自身のお部屋が欲しかった奥さまにも間取りを変更することでお部屋ができることになりました。こちらのお部屋はリビングから一続きになっており、レンガの壁を中心に、リビング、キッチン、本棚を回遊でき、家事動線も抜群になりました。
家族構成 | ご夫婦+お子さま1人 |
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築年数 |
26年 |
施工面積 | 62.1㎡ |
工期 | 3ヵ月 |
リノベーションしてみて、毎日気持ちよく過ごしています。
朝日が優しく入ってくるようになり、すっきりと起きられるようになりました。これからこの家とともにステキに年を重ねていきたいですね。